海辺にただようエトセトラ

音楽や映画、本の感想をつらつらと。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ヤなことそっとミュート『2ND ONEMAN LIVE@AKASAKA BLITZ』

オルタナ、グランジなどのロックサウンド上で歌う女性アイドルグループ「ヤなことそっとミュート(ヤナミュー)」の、2017年12月22日に赤坂BLITZにて行われた2回目のワンマンライブの音源。2018年3月28日より配信のみでリリース。 〈Track List〉01.Just Bre…

2018年3月に聴いた音楽

いつの間に月末。ということで恒例の記事です。今月はかなり良い作品ばかり出ていて、後半に出たものはまるで聞き込み不足のため、3月前半以前に出たものばかりのご紹介です。

フレンチアルプスで起きたこと/Turist

フランスのスキーリゾートにやってきたスウェーデン人家族の状況が、ある事件をきっかけに一変する様をブラックユーモアを交えて描いたドラマ。2014年・第67回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞するなど、各国の映画祭や映画賞で高い評価を…

「あいのり Asian Journey」を見終えて

ものすんげードススメ(←オススメの最上級)番組です。 ①はじめに−−「偏見」はよくない ②恋愛要素が少ない ⅰカップルがほとんど成立しない ⅱ「お国事情紹介」がかなり勉強になる ③「やらせ」は「やらせ」として見せる ④メンバーのキャラが良い ⑤MC陣が良い

the chef cooks meのライブレポートについて

色々と書き連ねていたら、とんでもない長文になってしまいました。お暇な方だけ、お目通しください。はじめに言っておきますが、大したこと書いていません。 はじめに ことの経緯 執筆まで レポートについて 感謝を 最後に-特に、シェフのファンの皆さんへ

彼の見つめる先に/ Hoje Eu Quero Voltar Sozinho

ブラジル・サンパウロを舞台に、思春期の若者たちの揺れ動く感情をみずみずしく切り取った青春ドラマ。世界各地の映画祭で話題を呼んだ2010年の短編映画「今日はひとりで帰りたくない」を、監督のダニエル・ヒベイロ自身が同じキャストを起用して長編映画化…

とよ田みのる『金剛寺さんは面倒臭い』1巻以下続刊(ゲッサン少年サンデーコミックス)

このヒロインには、付け入る隙などない! 口を開けば正論!正論!正論! 金剛寺さんはいつも正しい! おまけに学業優秀&柔道の名手!隙などまったくない彼女に、樺山くんは…よりによって恋をした! 彼の運命やいかに!? 面倒臭くてまっすぐな、ロジカルピュ…

「the chef cooks me Tour 2018 "Now's the time"」ライブレポート−週末の、穏やかなレジスタンス

15時17分、パリ行き/The 15:17 to Paris

「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」の巨匠クリント・イーストウッドが、2015年にヨーロッパで起こった無差別テロ「タリス銃乱射事件」で現場に居合わせ、犯人を取り押さえた3人の若者を主役に、事件に至るまでの彼らの半生を、プロの俳優ではな…

今日の1曲 #7 the chef cooks me『Now's the time』

ロックバンド、the chef cooks meの新曲。2月23日配信開始。 2月に聞いていた音楽をまとめて記事にしようと思ったのですが、この曲はやけに思いが溢れてしまい、単発でご紹介です。

2018年2月に聴いた音楽

前回と変わらず、順不同です。 それではどうぞ。

Itaq『A Long Dream』

栃木県を拠点に活動する高校生ラッパー、Itaqの4作目となるミックステープ。2018年2月10日21時無料配信開始。ダウンロードはこちらから。 〈Tracklist〉01.期待なんてするな (ft.かるまtheZipper) 02.10分前 03.自殺志願者 (ft.レイト)04.ヒトモドキ・イン・…

ASIAN KUNG-FU GENERATION 極私的BEST (Disk 2)【最終回】

これとこれの続きです。プレイリストの後半をご紹介。 open.spotify.comDisk-2M-1 Easter / 復活祭(From『Wonder Future』)M-2 All right part2(From『ランドマーク』)M-3 夜の向こう(From『ソルファ』)M-4 ナイトダイビング(From『ワールドワールド…

ASIAN KUNG-FU GENERATION 極私的BEST (Disk 1)

これの続きです。まずは「Disk 1」として、前半部分の紹介です。 open.spotify.comDisk-1M-1 振動覚(From『ソルファ』)M-2 自閉探索(From『君繋ファイブエム』)M-3 Winner or Loser / 勝者と敗者(From『Wonder Future』)M-4 夜を越えて(From『フィー…

ASIAN KUNG-FU GENERATION 極私的BEST (プロローグ)

ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」の、2016年までに発表されたアルバムからチョイスした私的ベスト盤(というかプレイリスト)をご紹介します。制作日は2017年3月30日。 Spotifyはこちら↓から。 open.spotify.com〈Track List〉 Disk-1M-1 振動覚(F…

悪女 AKUJO/The Villainess

「渇き」のキム・オクビンが女暗殺者を熱演したスタイリッシュアクション。日本で「22年目の告白 私が殺人犯です」としてリメイクされた映画「殺人の告白」で知られるチョン・ビョンギル監督が手がけた。犯罪組織の殺し屋として育てられたスクヒは、いつしか…

最果タヒ『星か獣になる季節』(ちくま文庫)

詩人・最果タヒによる小説。初出は『早稲田文学』2014年冬季号。2015年2月に筑摩書房より単行本として出版。2018年2月に文庫化。 地下アイドル・愛野真実の応援だけを生き甲斐にするぼくは、ある日、彼女が殺人犯だというニュースを聞く。かわいいだけで努力…

Spotifyをやっておりまして/2017年のお気に入り音楽

徒然なるままに去年のお気に入りの音楽をまとめたものをシェアします。 音楽に関しては、基本はCDで購入しているのですが、配信オンリーの作品や金が苦しい時はSpotifyで済ますことも多いです。 このプレイリスト、シャッフル前提ですので無料ユーザーでも聞…

高橋源一郎『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』(集英社新書)

2017年12月15日発売。 子供たちの独立国家は、本当に実現するのか?そこで浮き彫りになる、日本の現在(いま)とは?本書は、竹島問題、憲法改正、象徴天皇制などのアクチュアルなテーマを、架空の小学校を舞台に平易な言葉で論じる、一八世紀以前にヴォルテール…

スリー・ビルボード/Three Billboards Outside Ebbing, Missouri

2017年・第74回ベネチア国際映画祭で脚本賞、同年のトロント国際映画祭でも最高賞にあたる観客賞を受賞するなど各国で高い評価を獲得したドラマ。米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドが、犯人を逮捕できない警察に業を煮や…

RAW 少女のめざめ/Grave

2016年・第69回カンヌ国際映画祭で批評家連盟賞を受賞した、フランス人女性監督ジュリア・デュクルノーの長編デビュー作品。厳格なベジタリアンの獣医一家に育った16歳のジュスティーヌは、両親と姉も通った獣医学校に進学する。見知らぬ土地での寮生活に不…

2018年1月に聴いた音楽

音楽作品単体の記事で挙げられるパワーがない時の救済措置。基本新譜をご紹介します。縛りを設けないと際限がないので、5枚までの紹介です。ナンバーつけていますが、順不同。 それではどうぞ。

デトロイト/Detroit

「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグロー監督が、黒人たちの不満が爆発して起こった1967年のデトロイト暴動と、その暴動の最中に殺人にまで発展した白人警官による黒人たちへの不当な尋問の様子をリアリティを追求して描いた…

今日の1曲 #6「UZI逮捕関連のアレコレ」

すっかり企画倒れとなっているこのコーナー(?)ですが、今回印象深い出来事があったので複数の曲をまとめて紹介します。

はじめてのおもてなし/Willkommen bei den Hartmanns

難民の青年を家に受け入れたことをきっかけに変化していく家族の絆を描いたドイツ発のコメディドラマ。ミュンヘンの閑静な住宅街に暮らすハートマン夫妻。現在は教師を定年退職し、暇を持て余す妻のアンゲリカ、大病院の医長を務める夫のリヒャルトの2人暮ら…

わたしたちの家

2017年PFFアワードグランプリ受賞作品で、東京藝術大学大学院で黒沢清、諏訪敦彦に師事した清原惟監督の劇場デビュー作。父親が失踪して以来、母の桐子と2人暮らしをするセリはもうすぐ14歳になるが、母に新しい恋人ができたことで複雑な気持ちになっていた…

SONYの独立型Bluetoothイヤホン「WF-1000X」を購入した

・本年のお買い初めです 年末のボーナスが振り込まれた頃は、「新年明けてセールでハイブラの服をドカ買いだぜっ!」と思っていましたが、将来のことを漠然と考えると30手前の独身男のノーフューチャーな浪費は危険だと考え、出費は抑えめにしようと思い直す…

山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎文庫)

山内マリコのデビュー短編集。単行本は2012年8月、文庫本は2014年4月発売。 そばにいても離れていても、私の心はいつも君を呼んでいる——。都会からUターンした30歳、結婚相談所に駆け込む親友同士、売れ残りの男子としぶしぶ寝る23歳、処女喪失に奔走する女…

勝手にふるえてろ(映画)

芥川賞作家・綿矢りさによる同名小説の映画化で、恋愛経験のない主人公のOLが2つの恋に悩み暴走する様を、松岡茉優の映画初主演で描くコメディ。OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関…

国内POPS&ROCKベストディスク Pt.3

国内ポップス、最後の更新です。(第1弾→■、第2弾→■)