海辺にただようエトセトラ

音楽や映画、本の感想をつらつらと。

ノンフィクション

石井妙子『女帝 小池百合子』(2020, 文藝春秋)

ノンフィクション作家、石井妙子による現職都知事のドキュメンタリー。 コロナに脅かされる首都・東京の命運を担う政治家・小池百合子。女性初の都知事であり、次の総理候補との呼び声も高い。 しかし、われわれは、彼女のことをどれだけ知っているのだろう…

ミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』(集英社ビジネス書,2019)

第44代アメリカ大統領夫人、ミシェル・オバマの自伝。原題は『BECOMING』。 違いを乗り越えて、 人々をエンパワーメントする 生き方とは。 「これは私の話だ!」 前アメリカ大統領夫人の回想録が、 日本でも多くの共感を呼んだ―― 世界45言語、1,000万部突破…

アメコミのヒーローを作った男たち–−スタン・リーとジャック・カービーの伝記

今やMCUとDCEUの貢献のおかげ*1で、知らない人はいないほどメインストリームのコンテンツとなったアメコミ映画だけど、その原作と言える「アメコミ」の日本での立ち位置って、本の高級さや大判さも相まって、結構な「オタク趣味」に位置付けられると思う。 …

ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(2019,新潮社)

優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著…

永江朗『私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏』(太郎次郎社エディタス, 2019)

反日、卑劣、心がない。平気でウソをつき、そして儒教に支配された人びと。かかわるべきではないけれど、ギャフンと言わせて、黙らせないといけない。なぜなら○○人は世界から尊敬される国・日本の支配をひそかに進めているのだから。ああ〇〇人に生まれなく…

春日太一『あかんやつら』

時代劇・映画史研究家の春日太一が7年の取材と3年の執筆期間をかけて書き上げた大作ノンフィクション。単行本は2013年11月、文庫本は2016年6月発刊。 『天才 勝新太郎』の衝撃から3年。春日太一が10年の歳月をかけて取材し、執筆に3年超をかけた疾風怒涛のノ…