苗場の天気を見てみましたが、いまんとこフジロック始まった瞬間に雨やんけ!(降水量90パーって!!)
自称晴れ男、というか雨が死ぬほど嫌いな男として、これは見過ごせない状況です。高めのポンチョが効果を発揮してくれることを願って…。
−−閑話休題、かれこれ7年連続参加しているサマソニの2日目(&ソニマニ)に今年も行く予定です。
開催1ヶ月前となりタイムテーブルも発表ということで、当日をどう回るかを書いていければと思います。
はじめに
ラインナップ所感
すっかり常連といってもいいサマソニですが、個人的にはこれ、伝説の2006年以来の充実具合だと思います。*1
これは単に、「出演アクトのネームバリューがすごい!」という意味ではありません。
昨今の音楽トレンドを洋楽後進国の日本において、ギリギリビジネスとして成立させられる状態を作り上げた絶妙なバランス感覚たるや(でもチケット完売は難しいのかな……)。
記念すべき初来日となるCHANCE THE RAPPERしかり、凶暴なダンスフロアを作り上げるであろう「BRAIN FEEDER」や、アジアのみならず世界的な支持を集める「88rising」などの話題レーベルから、所属アーティストをゴソッと呼び込む漢気よ。
お世辞抜きに世界中見渡しても、この粋なラインナップを組めるフェスはサマソニだけだと思います!
そんなわけで僕の考えた予定をご紹介します。
予想スケジュール
AM
11:50〜@Billboard JAPAN STAGE/
SEN MORIMOTO(Full)
今年は初日深夜に行われる「MIDNIGHT SONIC」から参加予定なので、朝は遅めに。*2
京都出身、LA在住の日本人アーティスト、SEN MORIMOTOのアクトを拝みます。
日本人離れしたポップセンスから繰り出される、ラップと歌をミックスしたボーカルスタイルの「Cannonball」にやられたクチなので、是非ライブで見たいところ。
PM
12:45〜@ BEACH STAGE/
七尾旅人(Full)
2組目は、実はまだライブ未見の七尾旅人を(イ・ハイも見たいけど)。
今年は石野卓球との超名曲、「今夜だけ」をリリースしているので、これも披露してくれると嬉しいのですが……
14:15〜@Billboard JAPAN STAGE/
Zion.T(Full)
この日のメインその1。
ファーストアルバム『RED LGHIT』から魅了され続けた韓国のR&Bシンガーの初来日!
繊細な歌の抑揚と、ディラ直系のよれたビートという個人的大好物案件。
アーティストグッズも、彼のものを買おうかと思案中です。
↑フェミスト的ですらある甘い歌詞も魅力の一つ。日本でもウケると思うんだけどなぁ。
15:20〜@Billboard JAPAN STAGE/
HIGHER BROTHERS(Full)
この日のメインその2。
引き続きビルボードステージにて中国のヒップホップグループ、「HIGHER BROTHERS」を鑑賞予定。
中国はテレビでヒップホップ関連のものが放映禁止となるなど、ヒップホップというジャンル・カルチャーが危険視されている状況ですが、それくらい巨大な影響力を若者に与えているのは、羨ましい限りですね。
ハイヤーブラザーズに関しては声が少しかん高いメンバーのラップが好みではないんですが、トラップなんて聞いて楽しんだもん勝ちでしょうから真っ昼間から暴れたいと思います。
16:15〜@SONIC STAGE/
JORJA SMITH
おそらく、彼女に関しては残り香を楽しむくらいになりそうなので、新進のR&Bシンガーを本当に見れたら見るくらいのスタンスでいます。
ソニックステージはインディー〜実力派のアーティストが多く配置されるステージですが、RIRIとジョルジャ・スミスという日米の若手R&Bシンガーを同じステージにあげるところとか、結構粋なチョイスに思えます。
16:40〜@ BEACH STAGE/
TOM MISCH
この日のメインその3。
イギリスはロンドンの若き才能のステージを。
今年出たアルバムもド傑作だったので非常に楽しみ。ゲスト来ないかな。
……と、ここまで書いて気付いたのですが、今年のサマソニ、例年と比べると明らかに野外比率が多いので、マジで熱中症になると思います。
適切に水分を摂取してライブに臨むべき気がしてきました……少し、いや結構怖い。
17:40〜@MARINE STAGE/
CHANCE THE RAPPER(Full)
ついに、この日のスーパーメインアクト!
彼のみが生み出せる唯一無二の多幸感、音源だけでも凄まじいことになっているのに、実際ライブで見たら発狂するんじゃないかと心配です。
18:45〜@SONIC STAGE/
St.Vinent
チャノを見てからなので頭から鑑賞は無理でしょうが、ここ数年傑作を連発しているセイント・ヴィンセントをフェスで見ない手はないでしょう。みなさんお気付きかと思いますが、ここにきてようやく初ロックアクトの鑑賞です。
これまでのアクトでも、当然バンドを引っさげてのパフォーマンスもあると思いますが、ここまでロックアーティストを見ないサマソニは初めてです。
これもシーンのトレンドを感度高く取り入れた結果と言えるのではないでしょうか。
ラストアクト/
不明
そして時間的に最後のアクトになるでしょうが、セイント・ヴィンセント終わりにどうすべきか、未だに決めかねています。
おそらくここまで厚かましく各ステージを行ったり来たりしていたら体力的には詰んでると思います。
疲れ切った体を引きずってマリンまで行ってベックを見るのか、はたまたポップ路線に変更してからの振り切れ具合が最高なパラモアで〆るか、初体験のニッケル・バックを拝むか、はたまたソニマニからのジョージ・クリントンお代わりをするか……。
夜も深い時間帯、今更ながら大人の余裕を見せつけるフェス回遊をしたいと思います。
終わりに
ちょっとした懸念
以上で当日の仮スケジュールの紹介を終えたいのですが、一方で少し懸念点もあります。
ステージマップが出ていない
タイムテーブルは出たのに、7月19日現在、東京(幕張)のステージマップが出ていません。
今年のサマーソニックは、僻地にあったアコースティック・オーガニック色強めの「ガーデンステージ」*3が撤廃されたのですが、新設された神ステージこと「Billboard JAPAN Stage」の設置場所が、ガーデンステージの跡地となると、仮組みしたタイムテーブルで回るのが100パー不可能となり、僕は死を迎えます。
かといってガーデン跡地以外に、ビルボードステージがおさまる適切な場所もわからず……実をいうとかなりヒヤヒヤしています。
転換が長い
例年のタイムテーブルと比較すると、今年は転換時間が長いため、スカッとしている印象です。公式HPには、
今年はセットチェンジも余裕持って組まれていますので、多くのアーティストをチェックできる内容になっています。
ってあるんだけど、これって単に押すのが怖いから、転換に時間かけたいためのエクスキューズじゃないの〜?(←悪質クレーマー)
特に毎年参加している方に聞きたいんですが、なんだかその分パフォーマンスの時間が削れている印象が強くないですか?
現に両ヘッドライナーの持ち時間、90分ないわけだし。他のアクトも1時間以上のパフォーマンスがほぼいない。
完全なクソ真夏という天候を考えると、演者と客の体調を慮った結果かもしれないけど、少し損した気分になるのも否めないですね……。
締まらない締め
…という感じで、最後はちょっと愚痴になってしまいましたが、毎年サマソニには値段以上に楽しませてもらっていますので、今年も楽しい夏の〆になることでしょう。
回るステージの都合上、熱中症指数が過去最大になると思うので、会場内で値段が高騰しまくっているポカリをがぶ飲みし続けることになると思います。
現地に来る方、思い思いに楽しみましょう!!