海辺にただようエトセトラ

音楽や映画、本の感想をつらつらと。

BOOK

とよ田みのる『金剛寺さんは面倒臭い』1巻以下続刊(ゲッサン少年サンデーコミックス)

このヒロインには、付け入る隙などない! 口を開けば正論!正論!正論! 金剛寺さんはいつも正しい! おまけに学業優秀&柔道の名手!隙などまったくない彼女に、樺山くんは…よりによって恋をした! 彼の運命やいかに!? 面倒臭くてまっすぐな、ロジカルピュ…

最果タヒ『星か獣になる季節』(ちくま文庫)

詩人・最果タヒによる小説。初出は『早稲田文学』2014年冬季号。2015年2月に筑摩書房より単行本として出版。2018年2月に文庫化。 地下アイドル・愛野真実の応援だけを生き甲斐にするぼくは、ある日、彼女が殺人犯だというニュースを聞く。かわいいだけで努力…

高橋源一郎『ぼくたちはこの国をこんなふうに愛することに決めた』(集英社新書)

2017年12月15日発売。 子供たちの独立国家は、本当に実現するのか?そこで浮き彫りになる、日本の現在(いま)とは?本書は、竹島問題、憲法改正、象徴天皇制などのアクチュアルなテーマを、架空の小学校を舞台に平易な言葉で論じる、一八世紀以前にヴォルテール…

山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎文庫)

山内マリコのデビュー短編集。単行本は2012年8月、文庫本は2014年4月発売。 そばにいても離れていても、私の心はいつも君を呼んでいる——。都会からUターンした30歳、結婚相談所に駆け込む親友同士、売れ残りの男子としぶしぶ寝る23歳、処女喪失に奔走する女…

高橋源一郎『恋する原発』(初出『群像』2011年11月号/河出文庫2017年3月)

高橋源一郎の長編小説。初出は『群像』2011年 11月号。同年11月17日に単行本化。2017年3月に文庫化。 大震災チャリティーAVを作ろうと奮闘する男たちの愛と冒険と魂の物語。(Amazonの商品紹介より)

黒川博行『後妻業』

「色で老人を喰う」裏稼業を描く戦慄の犯罪小説 妻に先立たれた後期高齢者の耕造は、六十九歳の小夜子と同居しはじめるが、夏の暑い日に脳梗塞で倒れ、一命を取り留めるも重体に陥る。 だか、裏で小夜子は結婚相談所を経営する前科持ちの男、柏木と結託して…

春日太一『あかんやつら』

時代劇・映画史研究家の春日太一が7年の取材と3年の執筆期間をかけて書き上げた大作ノンフィクション。単行本は2013年11月、文庫本は2016年6月発刊。 『天才 勝新太郎』の衝撃から3年。春日太一が10年の歳月をかけて取材し、執筆に3年超をかけた疾風怒涛のノ…

宮部みゆき『ペテロの葬列』

宮部みゆきの人気シリーズ『杉村三郎シリーズ』の第3作目。単行本は2013年12月20日発売。2016年4月8日に文庫化。 MORE 8.5/10 『誰か』『名もなき毒』共にハードカバーで追っていた好きなシリーズだったが、3作目の本作のあまりの賛否両論ぶりに手に取るの…

町田康『ギケイキ』

作家であり、パンクロックシンガーでもある町田康の源義経を主人公にした現代語大河小説(全4部作の予定)。単行本は2016年5月12日発売。 8.0/10.0 町田康の「現代語訳」といえば『日本文学全集シリーズ』の『宇治拾遺物語』が昨年話題になったが、本作もそ…